(2018年1月7日 加筆)

姫路の婦人服専門店 大きいサイズまで揃う姫路の専門店 UMEYA です!

 

そこそこ値段のするダウン製品を買ったのに、

着ていると中から羽が出てくるんだけど…

 

お客様より、そんなお問い合わせを受ける事が多くありました。

自店の商品の場合もあれば、他店様のブランド物の場合もあり…。

そこで、取扱いメーカー様や縫製工場様に直接伺ってみたりしながら

弊店なりの一つの答えを記事にしてみたいと思います(^^

 

 

また、最下段に【ダウンのお直しについてのアレコレ】

を書いた記事のリンクもあります。

こちらもお問い合わせの多い案件ですので、

宜しければ参考程度に読んでみてください。

 

 

ダウン製品の製法

 

さて、表題の通りですが、コート、ジャケット、ベスト…などなど、

ダウン愛好家の皆さま!

お洋服の縫い目や生地から毛や羽が抜けてくるのは粗悪品でしょうか?

ホントの不良品という例外を除き、

その答えは「NO ! 」です(^^

 

まず、ダウンを中に入れたお洋服の中でも、

新品の状態から毛や羽がほぼ100%出てこないもの。

これは「ダウンパック」というものが使われています。

 

他に「三枚差し」と言う製法もあります
(今日はパックの方でお話を)

2017年に【シンダウン】という素材も誕生しました
今回の話からは脱線しますが、ご興味のある方は
こちらのリンク先をご参照ください。

 

 

ダウンパックの写真をご用意したかったのですが、

他社様から拝借するのも気が引けましたので

気になる方は同キーワードで検索してみてください。

…。

……。

………。

はい。そんな感じのものがダウンパックです。
(手抜きですみません)m(_ _)m

 

 

これを使うと、確かに日常使用のなかで羽はほぼ出てきません。

ただし、モコモコなってる部分全てに一つ一つパックが入っているのが通常ですので、

パックが増える分、単純に服自体の重さも増してきます。

また、全体的にモッコリと膨れたシルエットになります。

 

そこで軽さやシルエット、デザインなどを考えて作られた製品は

ノンパック」で作られます。

つまり、服の表地と裏地の間に直接ダウンとフェザーが入っています。

 

ちなみに、ダウンだフェザーだと書いていますが

次の写真がダウンとフェザー、そしてその違いです

 

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ダウンは羽のモコモコの部分。フェザーは芯が付いた羽です。

今回は、素材品質や割合といった細かい話は置いておくとして…。

 

 

羽の出る製品例

 

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タトラスというブランドの製品です。

※2017年より、店舗での取り扱いを中止しております
※メンテナンスは引き続きお受けしています(^^

 

寒くなれば仕事でもほぼ毎日ヘビロテしています。

朝晩は、これ着たままで車にも乗ります。

肩掛けBAGもガシガシいきます。

半分はどの程度の使用に耐えれるかと、試験的にワザと荒い扱いをしています。

今の所(2012~2018年)新品時と比べてシルエットは全く崩れてませんし、

大きな不具合もありません。

…と、宣伝のために載せたのではありません。

その位の物でも「羽は出ますよ」という事が伝えたかったのです(^^;

 

 

本題に戻りまして、この製品も軽さとデザイン性を優先して

ノンパック製法」を採用しています。

…というわけで、出てきます。

いっぱい(笑)

 

141223_u2

 

こんな感じで、主に縫い目からニョキニョキと。

特にフェザーは芯を持っていますので、

縫い目だけでなくて生地を突いて出てくる場合があります。

出る物さえ出れば大分落ち着きますが、それでも無くなることはないです。

これはタトラスに限りません。

他にも有名なモン〇レールやデュベ〇カだって、

同じ理由で羽が出て来るものがあります。

 

何だかブランド物の話ばかりになっていますが

「値段の安い物がダメ! 高い方が良いに決まってる!」

という話ではないんですよ?

念のために書いておきますけど(^^。

 

 

改めて、羽が出たら粗悪(不良)品?

 

さて、一部ではノンパックでも羽が出てくるものは即「不良品」

と決めつけている場合がありますが

生地の特性であるとか、様々な要因も関係してきます。

この点については、冒頭の通り

各製品のメーカー様や縫製工場様とも直接話をして

確認をしています。

 

 

市場ではノンパックでも生地の目を詰めることで出なくしたものもあります。

特殊加工を施す場合もあります。となってくると、

【羽が出る=良いか悪いか】は、感性の問題とも言えます。

分かり易く言えば、好きか嫌いか。

出るかどうかで製品の良し悪しを諮るのは論点が違う気がします。

 

例えば、こういう生地素材。

 

 

ウール95%、シルク5%

これは出てきます。

 

 

 

 

でも、同じブランドでこの素材。

 

 

ナイロン100%

これはほぼ出てきません。

 

 

 

前者はウールコートの様で、「いわゆる」なシャカシャカ感がなく

見た目に上質感を感じます。プラス軽い、暖かい。

 

 

 

結局は、着る物に何を求めるか

 

 

価格

重さ(軽さ)

暖かさ

素材感

デザイン

ブランド

手軽さ

カッコよさ

・・・etc

 

と幾つもある基準の中で、何を重点的に選ぶかが大事です。

 

 

羽抜けが嫌なら、羽が抜けない事を大前提に選ぶべきでしょうし、

素材やデザイン、またはブランドが好きで買うならば、

羽抜けの事は二の次。そういう物だと思いたいところです。

…そして、【出る=粗悪品】ではない。

 

 

 

 

ちなみに、いっぱい抜けたらスカスカにならないか心配…

と言う声もありますが、大丈夫です。

形が変わるくらいスカスカになるには、

辺り一面羽だらけになるくらい抜けないとダメですから。

思いっきり安心してください♪

 

ダウン製品から毛や羽が抜けてきても「え゛~~~~!!」

と思わないでくださいね。

むしろ、抜けた羽を指でつまんで「良い羽根入ってるじゃん♪」

( ̄3 ̄)===3 ふ~っ

っと余裕をかまして飛ばすくらいの気持ちで居てください(笑)

 

 

そんな話を動画にもしてみました。

ちょっと長くて退屈かも(笑)

 

 

 

 

 

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