こんにちは!
姫路城下町のセレクトショップ
UMEYAの縦長男です。
以前にも何度かご紹介させて頂いてますが
当店が日頃からお世話になっております
クリーニング専門店「コーエイ社」さま。
今回も「お見事☆彡」なお仕事でしたので
ひとつご紹介させて下さい。
墨がついた体操服
今回の題材は、うちの娘の体操服です(笑)
買ったばかりのものに、
見事にやってくれました。
まぁ、仕方がないですね(^^)
個人的には、墨汚れって
「薄く」はなりますけど
「取れる」ってイメージが無いです。
まず、結果から行きます。
これが
こうなりました(^^)
実は、染み抜きについては
以前から何度も助けていただいています。
よく、街中で「染み抜きが得意です!」
とうたうクリーニングチェーン店が
ありますよね。
チェーン店の方が安価ですし、
確かに上手く落としてくれる場合もある
のですが、時折こんな事を言われます。
これ以上は生地を傷めますので
完全には落ちませんでした。
普通ならここで、
「そうか仕方がない」となりますが
それをそのままコーエイ社さんに
お願いしたところ、キレイになって
返ってきたことが何度かあります。
初めからお願いしなさいと(笑)
落ちますかね?
そんな落ち切るイメージの無い墨汚れ。
今回は初めからコーエイ社さんに相談です。
電話をかけ…「落ちますかね?」
失礼なやつです(^^;
しかし、いつも通り淡々と
そして丁寧に対応してくださいました。
クリーニングの受け渡しの時、
「場合によっては落ちないよ…」と言いつつ
その目の奥に凄まじい自信を感じました✨
ここからは、もしかしたら参考になる方も
いらっしゃるかもしれませんので
色々と伺ったことを
書き記しておきたいと思います。
素材によるところが大きい
まず、素材です。
今回の体操服は
ポリエステル 95%、綿 5%。
ポリエステルやナイロン系は
繊維が水を吸わないため
墨などの色水系の汚れは比較的
落ちやすいそうです。
一方で、綿や麻など
繊維自体が水分を吸う天然繊維もの。
これのシミ汚れは落ちにくい。
汚れてからの時間も勝負になります。
そして、水分を吸いにくいポリエステル系と
同じ化繊でもレーヨンやアセテートなど
パルプ(木)が原材料のものは
強度的に弱いため、
傷みや破れに繋がる恐れがあります。
作業には限度が求められるそうです。
落ちないことはない。でも・・・
この辺り、服が汚れそうな場面に
着て行っても大丈夫かどうかを
判断する材料になるかもしれません(^^)
昔は米で落としてたんよ
今回の墨汚れの落とし方です。
糊のような溶剤を付け
汚れが入った方と反対側から
叩いて叩いて叩きだし、
薄く広がった汚れを
最後は水処理でキレイに洗い落として
終了です。簡単に書いてますが、すごい…。
これが
こうですからね(^^)
大昔は炊いた米粒を潰して
同じ様に汚れを練り落とし(?)ていたと
聞きました。
昔の人はすごいですね…。
プロには「ちゃんと伝える」が◎
今回は墨汁だからこれで済んだものの、
硯で磨った墨汚れの場合は
これでは落ちないそうです。
その理由は、硯で使う墨は
「にかわ」で固められていますから、
最初に油落としの作業が必要になります。
ここで思ったのは、
なんでもプロにお願いするときは、
丸投げをしたらダメだなと言うことです。
安価な場合は安い分、決まった作業
以上の事はやってくれません。
基本は丸投げの丸投げ返しです。
それでOKという場合は良いでしょう(^^)
プロは状況に合わせて対応してくれるから
プロなんだと思います。
依頼する側の伝え方も大事。
仕事が素晴らしいなと思ったのと、
今回も本当に勉強になりました。
最後に、コーエイ社さんのご紹介です。
オフィシャルサイト ↓
079-266-0355
姫路市内であれば、
お電話で訪問してくださいます。
(直接ご相談ください)
もちろん、当店でも
実費でお取次ぎいたしますので
お気軽にご相談下さい☆彡
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