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冬のお洋服の困りごと「毛玉と静電気の豆知識」

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冬のお洋服で困る事と言えば…

色々ありますが、【毛玉】もその一つですね。

夏にはあまり出来ない毛玉。

なんで冬になると増えるのでしょう?

 

 


 

先日お客様からパンツをお預かりしました。

ご用件は、「毛玉をキレイにしてほしい」とのこと(^^)

 

 

少しの毛玉ならちょっと取ろうかな…と思いますが、

ここまで増えてしまうとゾッとします(^^;

 

普段からロング丈のカーディガンをよくご着用されることと、

仕事でひざ掛けをする事が多いそうです。

 

 

そもそも毛玉って何?

 

多くの毛玉は、近づいて見るとこんな感じになっているはずです。

 

 

言葉の通り、毛が丸くなってこびりついてる感じです。

では、どうしてこんな風になるのか。

その毛玉が出来るまでを簡単な図に書いてみました。

 

 

 

①新品の状態

②使い続けるうちに繊維が毛羽が立ってきます
 (元から毛羽立つ風合いの物もありますね)

③その毛羽が絡まり合い「毛玉」になります

 

一先ずここまで。

 

 

どうして冬の時期に毛玉ができやすいか

 

毛羽立った繊維が絡まるのなら、

夏の時期にもなり易いはずですよね???

 

何で冬に多いの???

それは、時期的な「素材と湿度」が関係するからなんです。

 

冬場に多い「ウール」や「カシミヤ」などの素材は動物の毛ですので、

人の髪の毛と同じく「キューティクル」が存在しています。

毛の表面にあるキューティクルは、空気中の水分を吸ったり吐いたりして

一定の湿度を保つ役割を果たしています。

この性質が”保温性”と”保湿性”を生み出していて

「暖かい♪」と感じるわけです(^^)

 

引用元 http://thermohair.jp/

 

このキューティクル構造の反りが

洋服を着用して動く時に発生する「摩擦」によって絡まり合い

毛玉に育って行くのです。

これが素材の影響。

 

 

バチっとくる静電気は毛玉の元にもなる

 

これは、アクリルなどの化学繊維の場合です。

特殊な場合を除き、化学繊維にはキューティクル構造はありません。

でも、アクリルのセーターにもよく毛玉ができますよね。

 

そこには、「静電気」が関係しています。

次の表をご覧ください。

 

引用元 https://shingakunet.com/journal/learning/2121/attachment/

 

化学繊維は全般的に吸湿性が劣るために、摩擦で静電気を発生しやすいのです。

特に、空気が乾燥すると摩擦で帯電しやすくなります。

 

水は電気を通しますので、湿度が高い場合は水分が電気を拡散してくれます。

厳密に言えば、夏でも静電気は発生しています。

 

ちなみに、人の肌は上の表で言うと【真ん中】に位置します。

 


余談ですが、上の図の「+」と「-」が離れたもの同士であるほど

「バチっ!」という嫌な静電気(バチバチ君)が強力に発生しやすいです。

乾燥した日にナイロン素材とアクリル素材のコーディネートで出かけると、

金属のドアノブなどに触れた瞬間、超強力なバチバチ君がアナタを待っています!

また、アクリル素材の服を着てナイロン素材の車のシートに座って運転すると

降車してドアノブに触れた瞬間、強力なバチバチ君が待ち受けています(笑)

 

出来るだけ「+」「-」が離れていない素材を合わせる、

天然素材で合わせる…というのも静電気対策に少しは役立ちます。

※他にも素材表面の粗さであるなど、静電気発生の要因は様々です。


 

 

 

静電気を帯びたものは電極の影響で周りの物に引っ付きやすくなりますので

絡まり合い「毛玉」になる…と、かなり簡単な解説ですが

アクリルなどの化学繊維が毛玉になるにはこのような理由があります。

 

 

 

毛玉を防ぐ、除去するには

 

というわけで、毛玉の原因は【摩擦】と【静電気】にある

という事がお分かりいただけたかと思います。

対策としては、

 

・一回着たら3日ほどは寝かせる
 (スチーマーなどで繊維を整えてあげると尚OK)

・静電防止スプレーをかける

 

という方法があります。

けれど、どう頑張っても出来てしまうのが「毛玉」です。

 

そこで、お洋服屋さんでも使っている

毛玉取りに最適な道具をご紹介します。

 

 

プロらしく、毛玉取りブラシ!という答えを想像されましたか?

 

 

答えは、【電動の毛玉取り機】です(^^)

 

 

弊店で使っていますのは、TESCOM製のKD900という機種です。

3,000円後半~4,000円前後のお値段で販売されています。

 

 

刃の高さ調整も出来ますので、フワフワのニットでも

地を傷めずに毛玉処理が出来ます。

もちろん、100均で売っている毛玉取り機でもOKです(^^)

 

どうして毛玉取り機を選んでいるのかは、もう一度この絵を見てください。

 

 

個人的な考え方なのですが、

③の段階から毛玉取りブラシで引っ掛けて千切ると

結局また②の段階に戻り、また毛玉が出来やすくなります。

 

ですので、④のようにズバッと刃でカットしたほうが

次の毛玉を生みにくいと考えているからです。

(フワフワの風合いを生かしたい時はブラシの方が良い場合があります)

 

それに、何より手軽で簡単です(^^)

 

 

軽く押し当てて、ゆっくりと円を描くように動かすと

見る見る内に毛玉が取れて行きます。

 

例えば、

ビフォー…

アフター!

 

他に、刃を一番低くして

毛玉になる前のモケモケをカットすることで…

ビフォー

アフター

毛玉を防止する事も出来ます。

それに、着た時の見た目も綺麗になります(^^)

 

冒頭のパンツも、

ビフォー

アフター

 

という風に、スッキリきれい♪

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

冬の毛玉と静電気の豆知識。

 

 

他にも気になる事があれば何でもご相談くださいね(^^

分からない事はちゃんと調べるのに少々お時間を頂きますが…(笑)

 

 

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