こんにちは。
兵庫県の姫路城下町にある隠れ家的なお店
大きいサイズのセレクトショップUMEYAです
今回のお話は、ダウン製品の修理についてです。
以前も似たような記事を書かせて頂きました。
宜しければご参照ください。
↓↓↓↓↓
※ダウンの修理は特殊です。
作業も大変になるため、お修理代も高額になります。
また、ブランド物であれば、正規ルートでの購買を
証明する必要があります。
先ずはお買い上げになられたお店にご相談ください。
当店におきましては、基本的には
店頭でお買い上げいただいた商品以外の
お修理依頼はお断りしております。
なにとぞご了承くださいませ🙇
さて本題です(^^)
今回は、なぜダウン製品の修理が特殊で
高額になるかをお伝えしてみたいと思います。
ダウンコートが破れた
先日、当店のお客様から、こんなお問い合わせをお受けしました。
「大事なダウンコートをどこかに引っ掛けてしまって
少し破れてしまったの…。どうにかなりませんか?」
この様な状況でした。

5~6mmの破れです。
小さいですが、更に口が広がる恐れがある事と、
この位の破れでも羽はドンドン出てきてしまう…
という点が心配です。

そこで、一旦お預かりした後、修理先に送って見てもらいました。
結論から言うと、
修理代は10,000円~15,000円。
修理期間は2~3ヵ月。
ということでした。
ダウン製品の破れを直す方法

上のダウンジャケットは参考写真ですが、
黄色い網掛けの中に1か所小さな破れが発生したとします。
その場合、ステッチとステッチの間つまり、
黄色い網掛け部分全体の生地を張替えて直します。
まず、ナイロンやポリエステル系の生地で作られた
一般的なダウン製品について、
破れた部分を局部的に直すことはできません。
余計な切れ目や縫い目が出来てしまうからです。
ステッチ間のブロック単位、もしくは部位全体の
生地を張り替えるのがディフォルトの作業になります。
部分的なカット、再度の縫い合わせは非常に大変な作業です。
同じ素材も揃わない
同じ材質、色の生地は、まず市販されていません。
ブランド品の場合は、メーカーサイドで生地やパーツを
保管していることもありますが、安価な製品であれば
まずストックはされていないと思います。
つまり、お直しや修理で「完全元通り」は簡単ではないという事なんです。
高額かつ時間もかかり、更には希望通りには直らない
そんな可能性があるのがダウンの修理なのです。
応急処置のアイデア
先ほどのお問い合わせのお客様は、
修理代を聞いてから少し考えられた結果
今回は見送ることにされました。
最終的にキレイに直すかどうかは別として、
穴が開いたままでは不具合がありますので
次のような方法をご提案しました。
手芸屋さんなどで売られている補修用の
布テープがあります。糊タイプもあれば、
アイロンで圧着させるタイプもあります。
こういったものを用い、
出来るだけ目立たない色を用意して
更に出来るだけ小さく貼り付け、
穴が広がらないように対策をします。
そして、シーズン終わり頃に、
もう一度修理に出すかどうかを再度ご検討
いただくのが最善ではないかとお伝えしました。
ダウンの修理はよく考えてから
今回は高い修理代を掛けてでも直す価値のある物でした。

お手頃価格なダウン製品であれば、買い直した方が安くつく場合もあります。
ご自身にとって、どのくらいの価値があるものかによってダウン製品の修理を考えられることをおススメします。
以上、少しでも皆さまの参考になればと思い書いてみました😊
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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