こんにちは。
兵庫県の姫路城下町にある隠れ家的なお店
大きいサイズのセレクトショップUMEYAです😊

 

冬になると、ニット製品を着る事が増えますね。
その中にはウールやカシミヤなど、ちょっと管理がデリケートな素材も含まれます。

最近では、年間を通して「簡単、お手軽、手間いらず」な素材が支持されていています。
逆に手間がかかりそうな素材は敬遠されがちです😅

そういう事もあり、2年くらい前から、冬のお洋服では「ウール」ではなく
「アクリル」や「ポリエステル」と言った、扱いが比較的簡単な化繊素材が
主流になってきています。

面倒かもしれないですが、天然素材にも『良さ』はたくさんあるんですけどね💦

そこで危機感を覚えたのか、
獣毛系(天然の繊維「ウール」「カシミヤ」などの総称)のお洋服でも
「洗濯可」や「手洗い可」の表示が増えてきました。

そもそも、ウールは洗える

気付いた人は、「急に洗えるようになったの?」と思いますよね(笑)
実は、獣毛系ってそもそもに「洗える物」なんです。

皆さん、毎日髪の毛を洗いますよね?

・・・はい。同じです
(ちょっと強引なまとめ方ですが)

じゃぁ、なぜ今まで「洗濯不可」「クリーニング推奨」ってなってたの?
となりますが、そこは大人の事情が含まれます😅

簡単に言うと、洗えるんだけれども…

洗い方を間違えると製品をダメにしてしまう

という事なんです。
いくら「洗濯可」と書いてあっても、Tシャツや綿のパンツを洗うように、
家庭用の洗濯機でガシガシ洗うとすぐダメになってしまいます。

「洗濯可」となっているニット製品は、
比較的しっかりした編地や、そんなに凝ったデザインではない製品
であると思います。
その場合は、洗濯用ネットに入れて、オシャレ着用洗剤や柔軟剤を使いつつ、
手洗いモードで洗う事が可能です。

 

皆さんが疑問や不安に思われているのは
「手洗い可」となっているものは「実際にどうやって洗えばいいの?」
ではないでしょうか。

そこで、ウール素材に限定しつつ、
ここに簡単な手洗いの方法をまとめ書きしてみたいと思います。

🧰 用意するもの

・バケツ
・中性洗剤(おしゃれ着用)
・洗濯用柔軟剤
・バスタオル

🪡 手順
① 素材チェック 🔍
まずは 洗濯表示 を確認します。
「水洗い不可」になっていないか、念のためチェックしてください。

② 洗浄液を作る 💧
バケツに水を入れ、
水の量に合わせて中性洗剤を溶かし 洗浄液を作ります。

③ 押し洗いをする 🫧
作った洗浄液の中にお洋服を入れ、
約30回を目安に、やさしく押し洗い してください。
ゴシゴシこすらず、ふんわり押すのがポイントです。

④ すすぐ 💦
きれいな水に替えて、
③と同じように 泡が出なくなるまで、やさしく押してすすぎ ます。

⑤ 水を切る 🧻
バスタオルでお洋服を包み、
ポンポンと軽く押さえながら水気を取ります。
このときも、形が崩れないようにやさしく 行ってください。

⑥ 柔軟剤を含ませる 🌸
新しくバケツに水を入れ、
少量の柔軟剤を溶かします。
そこにお洋服を浸し、全体に柔軟剤が行き渡るように 優しく押します。

⑦ すすぐ💦2回目
柔軟剤を含ませた後、
再度かるくすすぎ、水の汚れ具合によっては水を替えてを繰り返します。

⑧ 干す 🧵
ウールは必ず 平干し にしてください。
ハンガーにかけると型崩れ(伸び)の原因になります。

しっかり乾いたらお手入れ完了です✨

 

このような工程で洗えば、問題は起きにくく、お家で洗うことが出来ます。

でも、やっぱり面倒なことは嫌だ

…と思いますよね。
以上は製品メーカーなどから推奨された手洗いの方法です。
間違いは無いですが、ちょっと過剰な部分もあるかもしれません。
そこで、ここからは私が個人的に長年行っている手順をお伝えします。

 

①空の湯舟を利用し、シャワーで30℃以下の水を使い、オシャレ着用洗剤を溶かす。

②洗いたいニット製品を浸し、押し洗い。
(注:絶対にガシガシしない)

③水を抜き、再度シャワーを使い、押しながらすすぎ洗い。
(注:絶対にガシガシしない)

④バケツを使って型崩れしないように洗濯機に入れ【緩く】脱水。

⑤必ず平干しで乾かす。

 

以上の方法で、様々なウール製品を手洗いの上で管理しています。

注意点としては

・一緒にたくさんの物を洗わない

・濡れた状態で揉んだりこすったりしない

・必ず物干しネットの上に寝かせるなどして平干し

これだけは厳守してください。
今のところ、この方法で不具合は出ていませんが、
いずれも自己責任の範囲内で参考にしてください👍

 

ウール製品は毎回洗う必要はありません

汚れではなく、軽く臭いがついた場合であれば、日陰で一日平干ししておけばスッキリしますし、一日着たら二日休ませるくらいのサイクルであれば、そうそう痛むこともありませんので、シーズン中は快適にお使いいただけるはずです。

どうしても洗いたい。キレイにしたいという時だけ。
後はシーズン最後に洗うか、クリーニングに出して保管すればGOODです✨

 

以上、

洗えるって書いてあるけど、ちょっと心配。
実際にどうやって洗えばいいの?

と思われている方の参考になればと思い、記事にしてみました。
何かのお役に立てれば幸いです🤗

丁寧に扱ってあげると、ウールのお洋服は風合いも長持ちしますよ😊