あなたはパンツのサイズを選ぶ時、どこを意識して選んでいますか?
また、ネットで購入する際、スペック表のどこを見て選んでいますか?
こんにちは。
メンズトールサイズセレクト【0189homme】
サイズマニアの梅田です😊
今回は、パンツ選びの基礎知識を少しお話しした後で、
トールサイズ特有のパンツ選びのコツを書いていきたいと思います😊
それでは、よろしくお願いいたします♪
パンツ選びの基礎知識
洋服屋として、冒頭質問の最適解は「ヒップ」が良いとお答えします。
パンツ(サイズ)選びの最も見るべきポイントは、お尻が合うかどうか。
もうね、ここが窮屈で穿き心地が悪いパンツは、いくら「お買い得だった」「試着で違和感があったけど、これならいけると思った」と思って”勢い買い”しても、後々絶対に穿かなくなりますから。僕の経験を踏まえて断言しておきます🤣
実際、ウエスト周りはベルトをするか「お直し」をするなど、後からどうにでも調整しやすい部位ですが、ヒップ周り(わたり幅も含む)は後からの調整が難しく、わずかな変化が穿き心地に大きく影響する非常にシビアな部分です。
既製のパンツ選びはお尻がキレイに合い、屈伸運動に支障がないかどうかで選びましょう♪
それともう一つ。
パンツには「股上」と「総丈」という寸法があります。これ、かなり重要なんです。
「あ。いつも見てるよ!」という方がいらっしゃれば、今日のお話の答えはもう見えていると思います😊
意外と知らない「前股上」と「後ろ股上」の秘密
股上の深さ(長さ)には「前股上」と「後ろ股上」が存在します。
パンツを平らに置くと、前よりも後ろ側が長くなっている物があります。

これには大きく2つの理由があります。
①お尻の「立体」を包むため
人間の体はお尻側に厚みがあります。前後が同じ長さだと、お尻に布が持っていかれて後ろが下がり、いわゆる「半ケツ😅」状態になってしまいます。ウエスト位置が固定され、お尻に沿った適切なシルエットが生み出されるパンツは、脚長効果にも通じます。
②「座る」動作を助けるため
座ると腰からお尻の距離は数センチ伸びます。後ろが長いのは、その動きを邪魔しないための「ゆとり」でもあります。
★なぜ「前後差」がある物とない物があるの?
本格的なスラックスなどは、この差を緻密に設計して立体的な形成を整え「美脚と動きやすさ」を両立させています。一方で、高ストレッチ生地&ゴムウエストの製品は作りを単純にするために、また、ローライズ、ルーズシルエットなどのデザインや、お尻の肉付きが少ないスリム体型向けは、あえてこの差を少なめに設計することもあります。
「前後差が大きい=良いパンツ」とは限りません。大切なのは「差の大きさ」よりも「フィット感」です。
お尻の薄い人が、股上の前後差が大きすぎるパンツを履くと、逆に布が余って「オムツのようなダブつき」の原因に😅
これも格好悪いですよね…。
ここまで書いてきたように、まずはヒップ。そして、股上の状態を見れば、より自分の体型に合ったパンツ選びのヒントになるのではないかと思います😊
…と、一般的な方に向けての話はここまでとして、
次は高身長ならではの悩みに沿ったポイントに移りたいと思います。
(脚長さんにも読んでいただきたい内容です)
高身長に付きまとう永遠のテーマ「股下」
我々「トーラー(高身長な人々という意味の造語)」にとっては、股下の長さが気になりますよね。
お尻や股上の形状が合っていても、長さが足りなければ意味がない😢
よく、「贅沢な悩み」と言われるのですが、当事者にとっては本当に深刻な悩み。
洋服って、「長 ⇒ 短」「大 ⇒ 小」はどうにかなる場合がありますが、その逆は物理的に不可能なことがほとんどです。
おそらく、トーラーのほとんどが「パンツ選びでは股下寸を気にする」と言うはずです。
僕もそうですから😅
でも、「股下は十分なはずなのに、実際に穿いてみるとなんかイメージと違う(長い or 短い)…」とか、逆に「数値的には股下が短いのに、意外と丈感は合ってるんじゃない?」という経験はありませんか?🤔
実はその違和感、「股下」だけを意識しすぎているのが原因かもしれません。
今日は、僕自身が20年以上レディースアパレルの製品をセレクトしてきた経験と、今までに自分の服選びで経験してきた数々の成功と失敗を経てたどり着いた、「本当に体に合うパンツを見極めるコツ」をシェアします。これを知れば、トーラーのパンツ選びの勝率がグンと上がるかもしれません!
股下寸法の落とし穴
トーラーの大半の方が、「ウエスト」と「股下」でパンツを探されているのではないでしょうか?
もしもそうなら、「総丈」という寸法も意識してみてください。
総丈とは、単純に製品のウエスト上端から裾の下端までの長さを言います。

とあるブランドのレビューに、以下のようなコメントが散見されました。
「股下の長い製品を選んだら股上も深く、結果的に長すぎた」
トーラーには羨ましい話ですが…
でも、裏を返せば「このようなパンツを選べば合うかもしれない」とも言えますよね。
これって、いったいどういう事なんでしょうか?
なぜ“股下だけ”だと外れるの?
股下は「股の付け根から裾まで」。
でも、実際にパンツを穿く位置は人によって違いますよね。
・ハイウエストで穿く人
・腰骨あたりで穿く人
・ヒップハング気味に落として穿く人
この“穿く位置”が変わると、同じ股下寸でも裾の位置が変わります。
さらにここに 股上の深さが入ってきます。
・股上が深い → 同じ股下でも裾位置が下がりやすい
・股上が浅い(ローライズ) → 同じ股下だと裾位置が上がりやすい
だから
「股下が長い=ちょうど良い」とは限らない
というわけです。
分かりやすい例
次のスペックの主は、僕です😅
一例としてもらうために晒します。
【ヌード実寸】
・股下:89cm
・腰下:112cm(腰骨上端の位置~地面)
この条件だと、製品では
・股下86cmくらいが「普通に穿いてちょうど良い」
・でも、ヒップハング/ローライズで穿くなら股下が短くてもOKな場合がある
つまり、ここから言えるのは、
・股下が短めの製品でも、ローライズで穿くならば総丈が110cm以上あれば寸足らずになりにくい
ということです。
実際に、ここまでの判断が出来れば、ネットでの購入でも打率は上がります。
どうでもいい豆知識🤣
ここでひとつ、超余談です(笑)
一般社団法人 人間生活工学研究センターの統計より
「日本の成人男性における平均値」として
「腰下(腰骨から床まで)」の平均比率
= 身長の約 58% 〜 60%
「股下(股ぐりから床まで)」の平均比率
= 身長の約45%(脚長の基準47~48%以上)
というデータがあります。
気になる方は、ご自身の身長をあてはめて計算してみてください♪
閑話休題。
総丈も含めて検討した方が良い例を、当店のアイテムを例に挙げてみます。

これは、イタリアのブランドでセレクトしたパンツです。
↓ 製品詳細リンク
https://0189homme.base.shop/items/95264639
この製品スペックを一部抜粋すると、
前股上:27cm
股下 :82cm
総丈 :110cm
となります。(後ろ股上が気持ち長めですね)
ご覧の通り、ベルト通しはついていますが、ゴムウエストと紐で調整できるタイプになっており、腰骨位置より少し下で穿くタイプになっています。

靴を脱いだ状態での裾の位置はご覧の通り👇

股下スペックとしては物足りない「82cm」でしたが、
好みの差はあるにせよ、股下86cmを探す人間が選んでも
決して寸足らずではないと思います。
これは、総丈110cmから逆算できます。
僕の場合、腰骨位置から地面までが約112cmなので、腰穿きで総丈が110cm前後あれば裾が足りなくなりにくい、という目安になります。
※ちゃんとしたウエスト位置でベルトを使って穿く様なパンツでは、全く長さが足りません。
自分にジャストな一本に出会うために
普段に意識をしたことが無い方には、少々難解な内容だったかもしれません。
でも、現物を目の前にして選ぶことが困難な、ネットでしかパンツを探せないようなトーラーな皆さまにとって、少しでも失敗が少ないように、選び方のコツとしてここまで書いてみました。
簡単にまとめると
・ウエスト
・股下
という要素以外に、
・総丈
・股上(穿く位置の目安として)
「同じXLでも、ウエストが大きくて股上が浅い=ローライズ系」などと判断できます
も合わせて検討してみると、見つけやすくなります。
チェック順位
1.ヒップ(ここが合わないと始まらない!)
2.総丈(実際の足の長さに対して、裾がどこに来るかの生命線)
3.前股上(どの位置で穿くパンツなのかを確認)
4.股下(総丈と股上のバランスで、数値の意味が変わる!)
これは、トーラー以外にも、ネットでパンツを買う時にサイズ感で悩むことが多い皆さまにも通じるチェックポイントではないかなとも思います。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
トールサイズセレクト【0189homme】は
BIGじゃないトールサイズを探せ!という使命のもと
長年レディースブランドのバイヤーを務めてきた
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