こんにちは😊

大きいサイズのセレクトショップUMEYAです。

姫路城下町の大通りから少し奥まった場所にある、落ち着いた雰囲気のお店です✨
遠方からのお客さまも多く、姫路城🏯から車で‘’約5分‘’の場所にあるので、姫路にお越しの際はお気軽にお立ち寄りください🚗

 


 

さて、今日は「衿抜き」についてのお話です。
「抜き」と略して使う事も多いこの着こなしワザ。

着こなしの「ワザ」とか言うと、

・どうせ若い人にしか似合わないでしょ
・小難しいことは苦手
・そんなの、やっても意味ないし

などと、拒絶反応というか、ネガティブなマインドに直結していませんか?😅

「衿抜き」は、ミドル世代なみなさんこそ試していただきたい、簡単で、そして何より日本人には遺伝子レベル(?)で染みついた着こなし方でもあると思います。

今日はその辺りについて少しお話してみます。

ネガティブに捉えてしまったけど、実は気になったのでこの先も見ちゃお♪と思われた方、どうぞ最後までお付き合いください。

既にご存じで実践されている方も、お暇つぶしにどうぞ✨

 

それでは、まずは衿抜きって何?というところからお話ししてみましょう。

 

衿抜きとは

本題の前に、どうでもいいお話を一つ😅

「えり」という言葉には「衿」と「襟」と、二つの漢字がありますね。
どっちを使うか迷うこと…あまりないかもしれませんが、

「衿」・・・和装の「えり」を指します。

「襟」・・・洋服の「えり」を指します。

というわけで、あまり和装をしない人にとっては、「襟」の方が
良く使う漢字という事ですね😊

 

さて、本題です。
着物や浴衣を着る時、「衿抜き」という少しうなじが見える様な着方をします。

 

 

凛とした美しい見た目が素晴らしいですね✨

※この先、著者自身があまり和装に詳しくないので、和装に詳しい方に確認を取りつつ書いた文面になります。更にお詳しい方で間違いに気づかれましたら、ご指摘いただけると幸いです。

「衿抜き」という着方は江戸時代に定着したと言われています。

髪を結ったときの油が付きにくくなるという事と、空気の通りが良くなり涼しい、また、うなじが美しく見える事で艶やかになるという、『機能面と美しさの追求』が支持され、世の中に定着していったと言われています。(諸説あり)

また、衿の開き具合ですが、首の後ろに握りこぶし1個~判個分が適当とされ、若い人ほど浅めに、年齢を重ねるほど深めにするのが美しいとされます。

 

このように、400年ほど前から日本に定着していた着こなし方が「衿抜きです」😊

 

 

現代版おしゃれワザ『”襟”抜き』

衿抜きの歴史を少し知ると、急に親近感がわいてきた気がしませんか?😊

さて。では、衿抜きを洋服の着こなしに取り入れるとどうなるかを見てみましょう。
チェック柄のブラウスを例にしてみます。

 

 

キッチリと清楚に着こなしている印象です。

決して悪くはありません😊

これを「抜く」と次のように変化します。

 

 

シャツのボタンを2つほど開け、衿の後ろをちょっと背中側に落としてあげるだけ♪

まるで、メンズシャツのイタリアンカラーを着たかのように変化します。
首元に深いVのシルエットが入るため、首筋が通ってスッキリ美しく見える効果もありますね。
あまり肌を出したくない方は、タンクトップやインナーを着つつ、”わざと”見せる方法もアリです😊

全体的な印象も、全く同じアイテムを着ながら「着こなし」をかえるだけで、このくらい変わります。

 

 

前側の印象だけではありません。
自分では見えないけれど、周りの人はよく見ている「後姿」の印象は、さらに大きく変化します。
(…こういう風に書くと、ちょっと嫌な感じですね😅)

 

 

最近、このように背面にデザインのあるアイテムも増えていますね。

このまま着ていても決して悪いことはありませんし、この雰囲気が好き!という方ももちろんいらっしゃいますが、

 

 

抜きを入れると、このようにあか抜けた感じになります。

先ほどのキッチリと合わせる着方も良いですが、これはこれでデザイン性が更に洗練されたようなイメージを演出できます。
また、和装の抜きと同じく、首からうなじにかけてが見える事で、華やかで美しい雰囲気もプラスすることが出来ます。

和装と同じく、ミドル世代からの女性にもチャレンジできる着こなし方です。

まさに大人かわいい感じ☆彡

 

着こなし方に正解はありません♪ …が!

色々な所で書いたり、口頭でお伝えしたりしていますが、

UMEYA的に言うと、『洋服の着こなしに正解はありません』。

なので、肌や首を見せるのは嫌だと言われる方に、無理やりでも抜きを入れた方が良いですよ!とは申しません😊
ただ、技の一つとしてこういう着こなし方があるんだという認識と、

可能であればチャレンジしてみる

という気持ちを忘れないでいて欲しいです。

正解は無いけれど、同じ様な装いや着方を続けていると、ワクワクするような楽しさが薄れてしまうじゃないですか?

オシャレの醍醐味は『ワクワク』と『ドキドキ』と『楽しい♪』と思う【気持ち】にこそあると思っています。

 

UMEYAは「大きいサイズが得意」を強くうたっていますが、もう少し深いところのお話をすると、

普段着スタイル < UMEYA ≦ 洗練された超オシャレスタイル

くらいの立ち位置でありたいと考えています。
上級オシャレさんへの踏み台(笑)
もしくは、そこまでイケイケにはなりたくないけど、もうちょっとオシャレしてみたいな…と思っている。
さらにサイズにも困っている方々にとっては、ベストなお店ではないかなと思います。

 

最後は私たちの売り込みの様な話になってしまいましたが、
元に戻りまして、今日は「襟抜き(抜き)」についてのお話を一つさせて頂きました😊

慣れないことを、いきなり普段に取り入れるのは敷居が高いです。
それに、オシャレに対する苦手意識がさらに先行してしまい、良くないです😅

まずは色々なお店で相談しながら試してみて、あなたが輝く着こなし方をひとつづつ見つけ出してください。

チェレンジすれば、オシャレは無限に楽しい✨人生の潤滑油です🙌

 

 

最後までご覧くださり、ありがとうございました。