兵庫県の姫路城下町の隠れ家的なお店
サイズのセレクトショップUMEYAです😊

お店なのに、とっても”入りにくい見た目と雰囲気😆”が特徴の店舗です。
(でも、中は明るく楽しいですよ♪)


2025年は史上最速で梅雨明けした関西地方。
6月末からずっと30℃超えで、暑いのなんの😅

こういう季節なので、今回は【接触冷感素材】について少し書いてみようと思います。

夏になると、どこの洋服屋さんでもよく見かける「接触冷感」素材。
手に取った瞬間、「あ、冷たい♪」と感じたことがある方も多いのではないでしょうか?

でもこれ、厳密に言うと、実際に生地が冷たいわけじゃないんです。

 

冷たく感じるのは、熱が一気に奪われるから

肌にふれた瞬間「冷たい!」と感じるのは、

体の熱が一気に生地へ移動しているから

なんです。
たとえば、おでこに冷たい缶ジュースを当てたときの感じ。
あれと同じで、「熱が奪われるスピード」が速いほど“ヒンヤリ”と感じやすくなります。

 

🍃 麻や綿は“天然の冷感素材”

麻や綿と言った、いわゆる天然素材は、元から繊維自体に吸水性、吸湿性が備わっています。
水分が移動しやすい=熱を逃がしやすい性質なので、夏でも涼しく感じやすい素材のひとつ。

特に「綿」は汗をしっかり吸ってくれるので、濡れたあとの“蒸発冷却”でひんやりすることがあります。ただし、綿は乾いているとそこまで冷たくはないので、“触った瞬間のヒンヤリ感”という点では、麻のほうが上です。

 

🧵 冷感素材はどう作られているの?

最近では、スポーツ用衣類に多い、接触冷感に特化した人工素材も多くみられます。

たとえば…

・「ナイロン」など、熱を逃がしやすい繊維を使う。

・糸に「ひんやりパウダー(鉱物系)」を混ぜて加工する。

・「キシリトール加工」で、汗を吸うと冷たく感じる仕組みをプラスする。

などように、冷感を得るための加工が施されています✨

 

🧊 ヒンヤリの感じ方、じつは2段階!

接触冷感だからといって、何でも選べばいいというものではありません。

同じ「接触冷感」と書いてあっても、生地や加工の内容によって少しずつ特性が違います。

 

①肌にふれた瞬間の「即ヒンヤリ」
 → 熱が一気に移動するから冷たく感じる(主に麻・ナイロンなど)

②汗をかいてからの「じんわりヒンヤリ」
 → 吸水・吸湿+蒸発冷却や、キシリトールの効果が効いてくる

つまり…

■ とにかく“ひんやり感”を重視するなら

→ 麻素材やナイロン系

■ 汗を吸っても快適に過ごしたいなら

→ 綿素材やキシリトール加工入り

 

というような判断基準で選ぶと、より快適な接触冷感を感じることが出来ると思います。

よろしければ、選び方のヒントにしてみてくださいね😊

 

お手入れにも気を配ろう

せっかくなので、特に加工素材の接触冷感製品の取り扱いについても、少しだけ触れておきたいと思います。

①洗濯ネットを使ってやさしく洗いましょう
→ 摩擦を防ぎ、生地のなめらかさが保たれます✨
※接触冷感生地は表面が滑らかであるほど熱を速く逃がせます。

②洗濯機は“弱水流(デリケートmodeなど)”がおすすめ
→ 強い洗いは冷感コーティング(鉱物粉末やキシリトール系樹脂など)を
剝離・白化させやすく、熱伝導率が低下してしまいます。

③干すときは“陰干し”が正解! 熱乾燥は苦手💦
→ ポリエステルやナイロン系は高温が苦手。繊維が縮むと生地の滑らかさや
加工層が損なわれて、ひんやり感が低下します。

④柔軟剤は控えめで
→ 過度な柔軟剤の投入は、繊維に柔軟剤層が厚くコーティングされることで
熱交換効率が落ちることが科学的な研究結果として実証されています。

 

以上となります。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

これからの季節を、涼しく快適に過ごせますように☆彡

 

書き手:UMEYA_梅田

 

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